お陰さまで山正は今年創業65周年を迎えました。
父は
昭和初期に神田元岩井町で
山正を起業し呉服の商いをしていました。
母と世帯を持った頃は
賄いのおばさんや若衆も居たそうで主に外商が多かった話を聞いています
そして戦争をはさみ
昭和34年1954年ここ西小山に
山正を構えました。
幼い頃の父との思い出は
日本橋への仕入れが私にとっての
お出掛け(笑)でした
仕入れ問屋の
山積みの反物の間を駆け巡り、帰りに東京大丸に立ち寄りおねだりすると言うコースでした。
私が高校三年の夏に父は他界し
この仕事を全く継ぐ気がなかった私は側に居ながら着物に関する知識や経験を父から得る事はできませんでしたが、物心ついた時から問屋に出入りし、暮らしの中にいつも着物が有った感性が肌に沁み付いていた気がします✨✨✨
父からのバトンを受け継いだ母は父の意思を私へと繋いでくれました。そして今バトンを娘へと繋げられる事は大きな喜びでもあります🙏
異業種で働き、3年半の海外生活を経た娘は、自らお店を継ぎたいと言い経験を活かしながら山正に携わっています。
まだまだ未熟な母娘ですが、お客様のお役に立てる様に今後とも努めてまいりたいと存じます🙏🙇
今年は西小山周辺の再開発に伴い秋には店舗の建て替えを予定しております
今回のSALEは破格のお値段になっております
どうぞお見逃しなくお気に入りの品をお求め下さいませ😊🙇✨
十八世中村勘三郎丈十三回忌追善
猿若祭二月歌舞伎公演夜の部に行って参りました✨✨😊
今回は勘太郎君の猿若と長三郎くんが父勘九郎丈と舞う連獅子がお目当て💓😊
勘太郎君は叔父七之助さん扮する艶やかで美しい出雲阿国と登場し、猿若の軽妙でコミカルな舞を見せてくれました👏
父勘九郎さんの凛々しく荘厳な
白獅子に対して、長三郎くんはあどけなく可愛らしさを残しながらも、谷を這い上がる仔獅子の強さを舞う姿はお見事👏
クライマックス
父息子揃っての勇壮な白、赤の毛振りは
圧巻の迫力✨✨✨✨🤗
会場からは割れんばかりの大喝采👏👏👏💓💖
亡き勘三郎丈は高いところから2人の息子さんは勿論、お孫さんの勘太郎君、長三郎君の
成長を見守りながら勤め上げた素晴らしい舞台に満足なさってると思います🙏🙆💖
追善興行と言うこともあり
私達母娘も二人して母譲りの着物を着て観劇致しました🤗
私は米沢菅原結さんの漢方様紬に蒔糊塩瀬染め帯 デザイン化した🌶️が描かれています
母はこの組み合わせが好みで着ていた記憶が有ります
娘は幾何学模様の泥大島紬にひな祭りも近いのでお雛様柄の綴れを合わせています。
この帯は母の米寿のお祝い記念に
京都服部綴れさんにオーダーした帯。
3月生まれの母に因み前柄を貝合わせに
お太鼓に一対のお雛様を🎎織り出して頂きました。
母も天国から娘がお店に入り仕事を継いで頑張っている姿を見守り、喜び乍らこの日は
一緒に歌舞伎を鑑賞してくれたと感じています👏✨😊💖🙏
]]>本格注染染め浴衣の見本帳が届きました
日本橋で明治から続く
丸久商店さんはオリジナル柄を毎年揃えて
目を楽しませてくれます
その江戸前の柄はスキット辛味の効いた
粋な小唄が似合う大人柄
夏の船遊びなんぞしたくなりゃあす笑
猛暑日の続く夏が繰り返される昨今
江戸の粋を纏って夕涼みでも
如何でしょうか?
さあ〜
どの柄がいいかな
素敵なお品をお届けできるように
愉しい思案のしどころタイム😊💓
大手町三井アースガーデンで開催されています
今日はシヨーゲンさんが在廊との事で
午前中、早速行って来ました
アフリカ、タンザニアのブンジュ村に
ティンガティンガと言うアートを学びに行ったシヨーゲンさんが貴重な体験を綴った
「今日、誰のために生きる?」の本は
去年10月に出版され、あっという間に23万部を超えるベストセラーになりました。
ブンジュ村の村長さんからの教えは
日本の縄文人からの豊かで幸せに生きる秘訣でした。
私もYouTubeでのシヨーゲンさんの言葉やお人柄に惹かれて再版された本を読み
とても感激感動し、ファンの1人になりました。お会いしたシヨーゲンさんは
素朴で優しさに溢れた方で絵を通してもその感覚が伝わってきます
ブンジュ村の子供達との心の交流を通して、描かれた絵が沢山展示され
それぞれの絵に付いてる題名も素敵💓
更に
心温まる説明書きも添えられているんです
写メは🆗なので
お子さんからご年配まで男女を問わず
パシャり パシャりと賑わい
会場全体がシヨーゲンさんの優しさに包まれ
心地良い空間になっていました。
20日迄の開催
大手町三井アースガーデン
会場でシヨーゲンさんの絵に触れ
ブンジュ村ワールドに浸ってみては如何でしょうか
絶対のお勧めです☺️
慌しい日常の喧騒からひととき解放されて
心の安寧を取り戻せる筈です✨✨✨✨🙏
]]>日比谷で開催された熊谷友幸監督作
「シルク時空をこえて」の
上映会に行ってまいりました。
映画は明治から昭和初期に掛けての
「日本の絹」の足跡を辿り、横浜から
アメリカやヨーロッパへと輸出され
日本の経済を潤す役を担った絹の歴史が描かれたいます。更には絹の組織、養蚕農家での蚕の飼育過程や、今迄取材許可の下りなかった蚕種と呼ばれる蚕の授精、産卵、種の選別などの場面は感動的でした。
私は「きもの」を扱う仕事を生業とし、絹は
いつも身近な存在でしたが
この映画は私の知らない角度から絹に触れて、誠に興味深く、絹への想いを深くしてくれました✨✨✨✨✨🙏
映画を見終わった私は家業ながらも、
絹に携わる仕事を授かった感謝と
日本の絹へのリスペクトが湧き上がってきました。
映画の後に
熊谷監督と中谷先生のトークショーもあり、
監督はこの映画制作に5年の歳月を費やし、編集に一年を要したそうです。
アメリカでの取材では、シルクに携わった方々からの貴重な収集をされたにも関わらず、1時45分の映画には収まらず泣く泣く
カットせざるを得ず、体調を崩されたお話がありました。
着物研究家中谷比佐子先生は
この映画に感銘を受け既に7回もご覧になり
シルク伝道師としてその輪を広げ、少しでも多くの方々に日本のシルクを知って欲しいとの強い思いを伝えていらっしゃいました。
絹の恩恵を受けて育ち
今もなお、日々絹と関わりながら生活する
私にとっても新たな気付きを与えたくれた映画になりました。
熊谷監督、中谷先生素晴らしい時間を
ありがとうございました😊🙏✨
]]>24日より27日までの4日間
「マハラジャの愛したパシュミナ展」
無事終了致しました
ご来店くださいましたお客様
ありがとうございました😊
多くのお客様にお手に取って
パシュミナの肌触りを体感し
ご満足頂けたことは、とても嬉しゅうございました🙇✨🙏
ご縁を結んで頂いたパシュミナ
末永くご愛用くださいませ😊
ありがとうございました🙇
昨年大変ご好評頂きました
パシュミナ展、今年も明日より27日迄
開催致します😊
北インド、カシミール地方は標高4500m
の広い高原で毛足の長い山羊が飼育されています。冬はマイナス30度にもなる為、山羊は寒さの厳しい冬に備えて秋に被毛を蓄え春になると抜け落ちる採毛を櫛で梳き取りパシュミナの素材とされます
パシュミナはカニ織とソズニ刺繍の
技法がそれぞれ施され物がございます
カニと呼ばれる糸巻きに鮮やかな糸が巻かれ
絨毯を織る技法で模様が織り込まれていきます
この技法がシルクロードから伝わり
日本の綴れ織の技術として今も活かされています。
ソズニ刺繍はまるで細密画の様な精巧な刺繍で模様が表現され、マハラジャに愛された
手仕事でした。
デザインの自由度が高く豪華で美しいソズニ刺繍のパシュミナはヨーロッパ貴族でかなりの人気を博したそうです✨✨✨✨💓
遥々インドカシミールから海を渡り
日本へ届いた、パシュミナ
気の遠くなる様な緻密な技術を駆使して仕上げられた一枚一枚のパシュミナは作り手の温もりが伝わり、リスペクト🙏✨✨✨
手にとった時、その糸の一針一織がとても愛おしく、優しい気持ちになるんです
是非お手に取って
カニ、ソズニ刺繍の絢爛豪華な
パシュミナワールドを体験なさってくださいませ🤗
※
ポスターのパシュミナは
全面緻密なソズニ刺繍で埋められた
ショールです
]]>今年の新年会は赤坂の料亭「にのまえ」さん
冬限定ふぐちりコース
前菜のお膳はお正月仕立ての寿尽くし
重鎮赤坂よし子姉さんの糸に合わせて
期待の若手きく丸さんは舞を披露してくださいました。
高島田を少し低めに結いあげた日本髪に
お正月の拵え衣装は
貝桶と貝合わせ紋様の黒留袖
帯は貝に因んで吉祥紋の青海波
お二人の艶やかな美しさが宴席に華を添えて
暗い気分になりがちな昨今の出来事を
晴らして前を向く元気を頂きました✨✨✨✨🙏
集合写真も満面の笑顔で優雅な着物姿の
美しい花が咲きました✨✨✨✨
よし子姉さん、きく丸さん
ありがとうございました😊
お出掛けのお客さま
以前息子さんの小学校入学式にお誂え頂いた
貝合わせの柄の黒地付下に帯は唐織鱗模様
格調の高いコーディネートです。
蛤は対の貝しか合わない事から、平安時代から
貝合わせの優雅なお遊びとしても使われ、また
夫婦円満の縁起の良い吉祥紋柄として
着物や帯の柄に多用されています。
唐織の帯は鱗模様、能や歌舞伎の衣装にもよく使われています。魚を守る鱗に似てる為
この名が付き、女性厄除けとして身に付ける風習が今でも残っています
樂しみは 秘めたる柄の 面白さ
謎解きながら 身にまとう時
お若い頃にお誂えくださった朱色の小紋を
色掛けして、今に活かされてお召しくださいました🙆♀️
新たなお色目もとてもお気に召して
初参加の初釜着物にご着用です
帯は白地に金糸と銀糸で大輪の菊が織り出された博多織帯で格調高い柄付けになっています
初参加の新人として控えめではありながも
先輩の方々に
失礼にならない新年の装いです。
後日のお話では、初釜は
いつものお稽古とは違い、
とても厳かな雰囲気の中で始まり、
新しい年を迎えた喜びと感謝に溢れた素敵な時間を過ごされたそうです✨✨✨✨✨
先輩方のお着物の着こなしも目に美しく
着物を着る楽しみが増えたとも仰ってました。
お話を伺い、私もとても嬉しゅうございました🙏
お正月🎍休みをゆっくり頂きました
本日のショーウィンドは
東京友禅 大羊居の黒地大振袖
松、桜、橘、を中心に、梅、雪輪、扇面、七宝、宝物などの吉祥紋様が彩りどりに描かれた華やかな振袖です。✨✨✨✨✨
丁寧な糸目友禅の色差し技巧、金駒刺繍、
摺疋田など匠の技を駆使した加工が
目を見張る存在感を醸しています。
多くの方が立ち止まって、ウィンドウに吸い込まれる様にご覧くださっております🙏🤗
大羊居のお誂えも承っておりますので
ご相談くださいませ🙇
さあ、今年もお客様に喜んで頂ける
山正好みの吟味した商品を
お届けすべく努めて参りたいと存じます😊
]]>新年の遅めのご挨拶ですが
今年もどうぞ宜しくお願い致します🙏
何事もゆっくり目の母娘ですが、
いま、出来ることは何かを模索しながら
お客様が着物を楽しむお手伝を
させて頂きたいと思っております🤗
私の着物は全て母譲り
紋意匠濡れ描き小紋に紫箔に輪繋ぎ紋の袋帯
そして娘の着物は
私譲りの白地付け下げに黒塩瀬に金糸駒刺繍
若い頃に仕入れに行って一目で気に入った着物です
繻子の白生地墨ぼかしに緋赤の芥子の花が
目に飛び込んで来ました
1日しか咲かない花だったとは
その時知りませんでしたが、その、潔さを感じたのかも知れません
くれないの 唐くれないの 芥子の花
夕陽をうけて 燃ゆるが如し 伊藤左千夫
こんな歌もあるんですね〜
儚さの中にある強さに惹かれた気がします
芥子は初夏の花ではありますが
紅白の色目が祝時の装いとして相応しく思い、
子供の入学式、結婚式、祝席など多数
着用しておりました。
これからも
母娘へと譲りゆく着物文化を大切にして
お伝えして参りたいと思います🙇
いよいよ大晦日となりました
今年の営業も無事終了して
掃除や片付けも済ませて
新しい年🐉を迎える準備が整いました
いつも愛顧くださいます
お得意様をはじめ、SNSをご覧くださり
新規にご来店くださったお客様も増えて
お陰様で充実した一年を過ごすことができました🙏😊✨
ゆく歳🐇に深く感謝して
来る歳🐉に希望を膨らませ
お客様のお役に立てる喜びを大切に
新年を迎えたいと思っております
今年も一年有難うございました🙇♀️🙏✨
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ💓
樂しみは 去りゆく年の 除夜の鐘
年越しの無事 感謝する時
新年は九日より
営業致します🙇♀️
今日は冷たい北風が吹いて寒いですね
再開発の真っ最中の駅前のマンション
1F店舗部分のガードが少し外されて
姿を表しています
店舗は10軒だそうですが、
どんなお店ができるのか
楽しみです😊🙏✨
樂は 年末の街 曲流れ
思い出めぐり 懐かしむ時
]]>もうすぐクリスマス🎄🤶ですね
母の喪服の黒共名古屋帯を
東京友禅作家の本田早苗さんにリメイクして頂きました。
前柄にクリスマスツリー、太鼓には
クリスマスリースを描いて頂いて
この季節ワクワク気分を盛り上げる
愉しい帯に変身しました🎄🤶💓✨😊
箪笥に眠って居る帯がありましたら
是非ご相談くださいませ
新たな姿に生まれ変わりますよ✨✨✨✨
樂は(たのしみ) 大根美味し
冬来たり
じっくり煮込み 舌鼓みの時
]]>