岩立美術館
自由が丘の岩立美術に行ってきました
先日、山正での[原始布展]がきっかけとなり
色々調べてたところ、この美術館を知りました 息子がインドに4年ほど駐在し、3年前には私もインドに行く機会を得て、その染織の素晴らしさに興味を持ちました
調べていくとインドの各地方により様々な優れた刺繍、織物、染め物が有ることを知りました
民族染色研究家の岩立広子さんは、40年以上の歳月をかけて世界各地を訪ね7500点もの作品を収集なさり、特にインドの染織品は4000点にもなるそうです
今回、[カンタ]といわれるインドベンガル地方の白木綿の刺し子の作品が展示されていました このカンタは、お金を持つことを許されなかった女性が身近にある使い古しの白のサリーや腹巻きを数枚重ねてサリーから抜き取った糸で、思いの文様を一針一針
刺して作り上げた作品だそうです
仕上げには、白の余白の部分を白糸でさざ波の様に縫い締め丈夫にしてあります
それは、儀式や、来客の時に床に広げられ
また、旅に出る夫のブレンケットとして使われたそうです
日本でも昔の機織りの女性たちは、涙の一つ一つを織る絣の中に忍ばせ、その織り出す文様に楽しみを見いだす力が有ったと聞きました 手仕事の中に生きる力と喜びを表現し
て強く生きる力を培った芯の強さは
どちらにも共通する女性の生き方です
どれも皆、色彩が豊かで伸び伸びして
見ていて愉しくなる文様ばかりなんです
先日の原始布同様、今では殆ど手仕事として存続出来なくなっているのが現状だそうで、
後世の為に残したい文化遺産として
大切になさってました
今日は、うさとさんのヘンプ麻素材の服で出掛けました
流石に学芸員の方のお目に止まり、褒めて頂き
嬉しかったです???
- 2017.06.29 Thursday
- 催し物
- 21:37
- comments(2)
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- by 山正 女将
素敵ですね!
着姿見たかったです
自然素材はからだにあやさしいですね