津軽こぎん刺名古屋帯
ブログの更新が途絶えているうちに
啓蟄も過ぎ、沈丁花の甘い香りに
春が来たんだなと嬉しい気分をかんじております。💓
実は
2月の半ばより結構キツイ帯状疱疹にかかり
左耳の後から頭部に掛けて針を刺す様な
痛みと発疹で身体を休めておりました😢😩😫
薬より養生とはよく言ったもので、無理をせず身体と相談しながらやっと回復した所です。 大きなデトックスでした。
心身スッキリ軽くなったところで
手の温もりを感じるお品をご紹介致します
津軽こぎん刺し、南部菱刺子、庄内刺子は
日本三大刺子といわれていますがこちらは
出羽織座の津軽こぎん刺し名古屋帯です
江戸時代
東北地方の農民は麻以外着る事を許されず
麻糸や木綿糸で刺子を施す事で
目の粗い麻布の補強と保温を兼ねて寒さの厳しい環境を乗り越え、やがて津軽こぎん刺しとして美しい模様に発展しました。
モドコと呼ばれる40種類以上の基礎模様は
奇数目を拾って刺していくので規則正しい
1:1の正方形模様になります
その緻密で美しい一針一針の芸術性は民藝柳宗悦氏の目にも留まり、海外にも注目されています。
立体的な模様は素朴さの中に、ずっしりとした存在感が有り、手に触れた時針目のリズム感が伝わってきます
苅安色黄八丈の格子縞に桜色の帯締め
納戸色の唐草模様長井紬には瓶覗色帯締め
を其々合わせたみました。
八寸名古屋帯なので締めやすく
単衣のお着物にも最適です。
春から初夏の軽やかな装いにコーディネート
し易いお品です🙇♀️
- 2022.03.13 Sunday
- 商品のご紹介
- 12:23
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- by 山正 女将